こんにちは!スタッフの奈津子です。
今年は梅雨が明けるのが早かったですね。梅雨が来たかと思ったらあっという間に梅雨明け。6月中に梅雨が明けるなんて驚きました。
夏がやって来ましたね。
熱中症にならないよう、こまめな水分補給を心がけてくださいね。
さて、今回は「帯状疱疹」についてお話しようと思います。
私自身も帯状疱疹にかかった事があります。
二十歳頃だったと思います。
服が肌に触れるのも痛いし、壁や椅子にも痛くて寄りかかれませんでした。
病院では「普通高齢の人がなる病気なのに珍しいね〜。ストレスが原因かな。」と言われました。
帯状疱疹ってどんな病気?どんな症状?なぜ若い世代で増えているの?
といった疑問についてお話しようと思います。
-帯状疱疹ってどんな病気?–
水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気
・多くの人が子供の時に感染する水ぼうそうと同じウイルスが原因。
・水ぼうそうが完治した後もウイルスは体内に潜伏し続け、免疫力が低下するとウイルスが活性化して帯状疱疹が発生する。
-帯状疱疹ってどんな症状なの?–
皮膚に神経痛のような痛みが起こり水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れる
・皮膚のかゆみや痺れから始まりチクチクピリピリと針で刺すような痛みがある。
・赤い発疹は体の左右どちらかの神経に沿って帯状に現れる。
・上半身(胸、背中、腹部)に現れる事が多いが、顔面、目の周り、足にも現れる。
-帯状疱疹ってどんな人がかかりやすいの?–
加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下するとかかりやすい
・加齢、ストレス、疲労、風邪、インフルエンザ、病気、治療などでの免疫力低下が発症の引き金になる。
・50歳代から発症率が高くなり80歳までに約3人に1人が発症するといわれている。
–なぜ若い世代で増えているの?–
水ぼうそうにかかる子供が減っているから
・子供の頃に水痘・帯状疱疹ウイルスに感染すると体の中に免疫が残る。時間が経つとその免疫は徐々に低下していくため、帯状疱疹が発症しやすくなる。
・現代ではウイルスに接する機会が少なくなり水痘ワクチンの定期接種も開始された為、子供の水ぼうそうが激減。そのため以前よりも免疫の低い成人が増えて若年化していると考えられている。
(帯状疱疹の後遺症)-帯状疱疹後神経痛(PHN)とは-
赤い発疹などの皮膚症状が始まっても痛みだけが残り、その痛みは1ヶ月またはそれ以上続く場合がある。
痛みの程度は人にもよるが、皮膚が衣服に触れるでけでも痛みを感じる。その痛みで睡眠が妨げられ日常生活に支障をきたすようになる。
当院に来られる方は「病院にいったが痛みが取れない」と来院されます。
一回の施術で完全に痛みが取れるのは難しいですが、一人の方は施術後に「ベルトが締められるようになった」と喜んでいらっしゃいました。
最後に、
日本人の成人90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏しているそうです。
つまり、免疫力が低下すると誰でも発症する可能性があるという事ですよね。
免疫力が低下しないように気をつけたいですね。