今回は光線治療の治療器やカーボンを販売している2社を比較してみます。
なぜ、このような内容を書くかと言いますと、一番大きな理由は検索している人が多いからです。
「サナモア コウケントー 違い」で検索している人が多いが、そのことをしっかりと書いている記事がないためここで紹介することにしました。
目次
大前提の比較
まずは大まかな違いを比較していきます。
内容比較図
違いだけを書き出してみると
・全自動治療器が有るか無いか
・カーボンの種類が多いか少ないか
・カーボンの販売ロットで50本入が有るか無いか
ちなみにどちらのカーボンをどちらの治療器にセットしても正常に作動します。
生産も国内ですし、修理もできるのでどちらも安心ですね。
※1 正確なカーボンの種類数は調べても確認できませんでした。
大前提のまとめ
サナモアは全自動の治療器がありカーボンの種類が少ない。
コウケントーは全自動の治療器はなく、カーボンの種類が多い。
では、この違いはどういう影響があるのか、細かくお伝えします。
全自動治療器のメリットとデメリット
メリット:手動タイプはカーボンが燃えて減ってしまうと消えますが、全自動タイプは5分単位で最長60分まで治療時間を設定できるので途中で起き上がって再度手動でカーボンを調整する必要がない。
デメリット:世界でもない独自の技術のため価格が高い。
まとめ
私としては「光線治療って消えるたびに手動で調整するの面倒だな」と思うことによって続けることをやめてしまうのを防ぎたいので全自動は非常に重要な要素だと思います。
逆に、家族や動物に照射する場合は調整が可能なので手動でも問題ないと思います。
カーボンの種類のメリットとデメリット
4種類:違いが分かりやすく応用が効くが、人によっては大雑把に感じる可能性がある。
約32種類:細かい症状ごとに使用するカーボンが設定されているのでどれを使えばいいか分かりやすいが、症状ごとに使い分けるカーボンが多くその度にカーボンを購入するのが大変。
これに関しては感じ方もあると思います。
例えば4種類ですと「基本的にはAカーボンとBカーボン、皮膚疾患にはCカーボン、精神疾患や内臓疾患にはDカーボンを組み合わせる」これで大まかな症状には対応できます。
逆に32種類ですとアトピーには3001-3002、擦り傷は3001-4008、ヘルニアには3002-3005など細かく分かれています。
価格比較
続きまして価格で比較してみましょう。
注意:コウケントーの治療器で「医療機器タイプ」とありますが、効果が変わるのでは無く施術者がいるかどうかで形が違うという違いがあります。
全体的にはサナモアの方が高いですね。
技術的な違い
ほぼ同タイプであるサナモア8号機とコウケントー2号機を比較してみます。
まずは画像で
サナモア8号機
コウケントー2号機
お分かりいただけるでしょうか。
見た目はほぼ、と言いますかまったくと言っていいほど一緒です。
大きさ、重さ共にほぼ同じです。
違いはカーボンの向きです。
違いはカーボンの設置方向
カーボンの設置される角度がサナモアは水平、コウケントーはV字です。
画像で見てみましょう。
サナモアの先端発光式
メリット:光源の温度を高くして完全燃焼するため効果的。
デメリット:発光時間が短い。燃焼時間は約10分。
コウケントーのV字発光方式
メリット:照射時間が長い。約20分~30分。
デメリット:カーボン同士の距離が燃焼時間によって変わるため光源の強さが変わる。
注意として「完全燃焼しているのか」「それによって発光温度が変わると効果が変わるのか」については今後検証していきます。
カーボンの設置に関するまとめ
それぞれの主張をそのまま反映させるとこうなります。
サナモアは完全燃焼するが連続照射時間が短い。
コウケントーは照射時間は長いがカーボンの距離によって光源の強さが変わる。
サナモアの自動制御タイプ
コウケントーは全てV字発光方式で手動です。
サナモアは質の高さを目指した結果、連続照射時間が短い。
その「連続照射時間問題」を解決するのが「全自動はつらつさん」です。
先端発光式のまま機械でカーボンの距離を制御する世界で唯一の技術です。
この機種です。
HS-A 全自動はつらつさん
先ほどまで紹介していた2社ほぼ同じ見た目の機種から大きく変化しています。
このタイプは5分単位で最長60分まで時間設定ができます。
設定をしてスタートを押せばあとは自動でカーボンの距離を調整し燃焼し続けます。
これですと自分で照射しているときにちょこちょこカーボンの距離を調整する手間がかからないため、続けることができます。
どうしても「カーボンの距離を調整するのが面倒」という理由で治療自体をやめてしまう人がいるので、それを無くせたのは画期的だと思います。
しかし、デメリットもあります。
全てのタイプの中で一番高額です。
ですので、これがコウケントーの商品名に書かれている「準医療機器タイプ」「医療機器タイプ」に相当すると考えていいでしょう。
価格比較に関するまとめ
手動の丸いタイプを検討する場合、大きさや重さでは違いはほぼありません。
選ぶポイントはカーボンを設置する方法でサナモアの「先端発光式」か「V字発光式」です。
完全燃焼させたい場合はサナモアの「先端発光式」がおすすめ。
カーボン調整の手間を省きたい場合はコウケントーの「V字発光方式」がおすすめ。
※完全燃焼の方が効果が高いというイメージを私も持っていますが、それに関しては証拠を準備できないためここでは「イメージ」という範囲での表現です。
カーボンの違い
今度はカーボンの違いです。
「効果」に関しては検証が難しいのでここでは省きます。
サナモアの少ない種類のメリットとデメリット
メリット:揃えるべきカーボンが少ない。
様々な疾患がある場合でも4種類のカーボンを用意すれば全てに対応することができます。
さらに、光線治療学という本にはその組み合わせ方法があらゆる症状ごとに記載されているため、ご自宅で治療をしたい場合でも安心して使用することができます。
デメリット:コウケントーと比べて高価。コウケントーのカーボンの倍ほどの価格です。
コウケントーの多い種類のメリットとデメリット
メリット:細かい症状ごとにカーボンが指定されているので合っているカーボンがわかりやすい。そして安い。
デメリット:種類が多くて症状ごとに揃えるのが大変。
そして、サナモアの治療用の本「光線治療学」にあたる本が見当たらず、カーボンの組み合わせを調べる方法が私には今のところわかりません。
上記の一覧はコウケントーカーボンをネットで購入した際に同封されていたものです。
匂いや光、熱の違い
両方を同じ機械で照射していましたが、違いは感じられませんでした。
カーボンの違いまとめ
例えば、家族で光線治療を使いたい症状が3つ(肩こり、アレルギー、鬱病)あるとします。
サナモアですと肩こり(ABカーボン)、喘息(ADカーボン)、鬱病(ABカーボン)なので合計3種類必要です。
4620円×3箱=13860円となります。
コウケントーですと肩こり(3001と4008)、喘息(3000と5000)、鬱病(3002と5000)なので合計5種類必要です。
2240円×5箱=11200円となります。
ということで、価格的にはプラマイゼロになっているような印象です。
あとは種類の多い少ないをどう感じるかだと思います。
互換性について
両方のカーボンを両方の機械で照射してみましたが、問題いなく作動しました。
総合まとめ
では総合のまとめに入ります。
サナモア
「一般家庭向き」
自動の機械があり、カーボンの種類も少なくてわかりやすいからです。
コウケントー
「治療院向き」
カーボンを多くの種類保有するのと自動の治療器がないのが理由です。
というのが私の感想です。
何度もお伝えしていますが「効果の違い」は検証できていませんのでここでは議論できません。
最後に
いかがだったでしょうか。
疑問は解消されたでしょうか。
私がお伝えしたいのは「どっちの会社を選ぶにしても、光線治療がみんなの問題を少しでも解決できればそれに越したことはない」ということです!
その他、疑問や質問があればなんでもお答えいたします。